
2020-06-27
【アベマTV】海外では解禁の動きも‥日本に必要?賛成・反対派と議論
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5月21日、アメリカのマウントサイナイ医科大学付属病院の研究者チームはCBDオイルがヘロインの常習歴を持つ患者に対してヘロイン渇望と不安を下げる効果が認められたと発表した。この結果によってCBDオイルがヘロイン常習者の薬物更生に適用できるのではないかと期待が広がっている。このレポートは米国精神医学会の公式月刊誌である。
「American Journal of Psychiatry」に掲載された。「アメリカで大問題であるオピオイド流行によって被害を受けている何万の人達に新たな治療法を確立するため、THCが含まれていないCBDによる治験を行なった」と研究チームリーダーのマウントサイナイ病院中毒研究支部長ヤスミン・ハード氏は言う。
研究内容はヘロインの常習歴がある21-65歳男女42名を対象に行われ、半数が400-800mgのCBDオイルを一日一回摂取し、残りの半数がプラシーボを摂取した。CBDオイルを摂取した半数からは渇望の減少がかなり見られ、渇望を誘発させる映像を見せられた時の不安も軽減する事を突き止めた。
アメリカではCBDの人気が高まる中、様々な研究が行われており麻薬中毒に対する治療法としての現実味が日に日に増している状態だ。大麻が合法な州の方がそうでない州よりオピオイド中毒死の数が少ない事も発表されている。ハード氏の研究チームは今後もっと大規模な研究を行い、長期的にCBDがヘロイン中毒者の渇望と不安を抑えられるかを確かめる予定だ。
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